何を始めたかというと『ほとけさん』こと『仏花』です(上写真)
最近はスーパーやホームセンターなどの片隅に
お花が置いてありますね。
そこにも仏花が並んでいます。
お値段では競争できませんが
かわいさ&丁寧な気持ちでは自信があります。
店を始めて1年8ヶ月が経ちますが
ほとけさんは前面に出してやっておらず
ご注文があれば作っていました。
ずっとどうしようかと思い悩んでいましたが
今年に入ってから始めようかなと思い始めました。
仏花は暮らしの中にあるお花の中でも欠かせないものの『ひとつ』です。
そんな単純な理由ではありますが
こちら側の人間として大事にしなくてはいけないことなのです。
3月にはお彼岸があります。
そもそも『お彼岸』って?と疑問ありませんか。
私も実は詳しくありませんでした。
インターネット検索で調べた内容ですが
↓こちらをどうぞ。
春の彼岸は三月の春分をはさんだ七日間。
秋の彼岸は九月の秋分をはさんだ七日間。
この期間が「お彼岸」です。
では「お彼岸とは、いったいどんな日なの」こう聞かれると、
正確には答えられないものです。
お彼岸で思いうかべるのは、お墓参りぐらい、
というのが現実なのかもしれません。
そもそも彼岸とは、呼んで字の如く彼の岸(かのきし)、
つまり向こう側の岸を意味しています。
彼岸は迷いや苦しみのない浄らかな世界です。
それに対して、こちら側の岸を、此岸(しがん)と呼びます。
此岸とは煩悩でよごれた世界です。
また彼岸という言葉は、仏教用語です。
彼岸は昔のインドの言葉のパーラミター(波羅蜜多)の漢訳「到彼岸」の略です。
春分と秋分の日は昼夜の長さが等しくなる、中道のときで、
仏教も中道を尊ぶところから、
お彼岸に仏教修行の基本である六項目(六波羅蜜)を実行し、
迷いの此岸から悟りの彼岸に達せよという、いわば、仏教強調週間なのです。
「六波羅蜜」には、すべてのものに感謝する報恩感謝の精神が
その裏付けになっています。
お彼岸に自分がお世話になった親やご先祖のお墓参りをするのもこの精神からです。
「六波羅蜜」とは、
一、布施 (施しをすること)
二、持戒 (規律を守ること)
三、忠辱 (よく正しい心をもつこと)
四、精神 (目的に向かってたゆまず努力すること)
五、禅定 (常に平静な心をもちつづけること)
六、智恵 (智恵を磨き、智恵を働かせること)
これを実行し、悟りの岸である彼岸に渡れるよう反省を心に誓い、
同時に先祖の冥福を祈りましょう。
*****************************************************************
ということなんです。
心が洗われる気持ちになります。
心穏やかにお花を。